英文解釈勉強法
大学受験の勉強ルートを体系化。
迷わず、最短で、合格へ。

英文解釈とは、「英文の構造を正確に理解する力」を育てる学習です。
英単語や文法を覚えた後、それらを“使える知識”に変えるために不可欠なステップです。
ここでは、英文解釈の効果的な勉強法を、レベル別・目的別に解説します。
STEP1:英文法の基礎を固める
まずは文構造を理解するための文法力を確認
- 5文型(SVOC)を説明できるようにする
- 準動詞(不定詞・動名詞・分詞)や関係詞など、文の骨格に関わる部分は重要
- おすすめ参考書:
- 『Next Stage』『Vintage』などの文法書
- 『大岩のいちばんはじめの英文法』(基礎が不安な人向け)
STEP2:構造を意識した読み方に変える
■ 文構造を分解するトレーニング
- 主語・動詞・目的語・補語を見抜く練習
- 関係代名詞や分詞構文を「かたまり」で理解する
■ 英文をスラッシュで区切って読む
例:The book / that I bought yesterday / was very interesting.
- 文を意味のまとまり(チャンク)で読み進める力を育てる
- 読みながら「どこが主語・述語か」を頭の中で確認
STEP3:英文解釈の参考書を使って演習
以下のような解釈特化型の問題集で、構文の理解と精読力を鍛えましょう。
- 基礎レベル:『入門英文解釈の技術70』(桐原書店)
- 中級レベル:『基礎英文解釈の技術100』
- 上級レベル:『ポレポレ英文読解プロセス50』『英文解釈教室(伊藤和夫)』
1日1~2題でも良いので、毎日取り組むことがポイントです。
■ 学習の流れ(おすすめ)
- ① 和訳せず、まず自分で構造を見抜く
- ② 文構造をノートに図解(SVOCや修飾関係)
- ③ 模範訳と照らし合わせてズレを確認
- ④ 音読・暗唱で定着させる
STEP4:英文解釈から長文読解へ
■ 解釈力は「読解スピードと精度」に直結
- 読めるスピードが上がることで時間内に読み切れるようになる
- 抽象的なテーマや論説文でも、構造がわかると理解が深まる
■ 長文問題演習と並行するのがおすすめ
- 共通テスト/私大長文に挑戦しつつ、解釈でミスを分析 → 弱点補強
- 英文解釈は「精度」→ 長文演習で「量とスピード」のトレーニングを
音読・シャドーイングのすすめ
構造が理解できた英文は、音読・シャドーイングで「定着+リスニング力」も鍛えましょう。
- 1文ずつ、意味を理解したうえで音読練習(10回以上)
- CD音声を聞きながらシャドーイング → 英語の語順感覚が身につく
- 入試本番の「読解+リスニング」対応力を同時に高められる
まとめ|英文解釈は英語の“核”になる力
英文解釈は「単語・文法の知識を、正しく読める力に変える」最重要ステップです。
この力を身につければ、長文・英作文・リスニングの理解度も大きく変わります。
スタディグレイスでは、学習相談も可能です。
まずは1日1文、精読トレーニングから始めてみましょう。