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受験勉強は人を成長させる

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ドラゴン桜 ~頼る力を高めよ~

ドラマ『ドラゴン桜』が現在放映中です。

私も毎週日曜日欠かさず観ています。

先日、東洋経済オンラインで

【ドラゴン桜でも実践!東大生は「頼る力」がすごい~思考や性格を自分一人で変えるなんて絶対無理~】

というタイトルの記事がありました。


https://toyokeizai.net/articles/-/428081

この記事の著者は、西岡 壱誠 さん(現役東大生・ドラゴン桜2編集担当)です。
ドラゴン桜とは、元暴走族の弁護士である桜木建二(阿部寛)が、偏差値が低い子どもたちを東京大学合格に導くストーリーで、人間ドラマだけではなく、さまざまな受験テクニックや勉強法も紹介されています。
 
以下は記事の抜粋です。

精神論で乗り切ろうとしない
「ITを制するものは受験を制す!」

桜木建二(阿部寛)先生はドラマ第4話でそう語っていました。自分の弱みを可視化したり、勉強のデータを管理したりするために、IT技術を活用しろ、というふうに言っていましたね。

僕たちは何かを自分一人でやろうとしがちです。問題があっても精神論で乗り切ろうとして、うまくいかなかったときには自分に才能がないからだとか努力不足だからとか、そう言って諦めてしまうパターンが多いです。

でも、実はこの思考って間違っているんです。東大生は、自分ができないと思うようなことを精神論で乗り切ろうとせず、遠慮なく何かに頼る思考をする場合が多いんです。ITでも人でも、いろんなものを頼りながら、自分にできないことをシステムで攻略しています。今日はそんな「何かに頼る思考」をみなさんにご紹介したいと思います。

何も、「できないことなんてない!」「精神論だけで解決しよう!」という気はありません。確かにガッツは必要で、努力することに意味はありますが、あがき方にもいろいろあります。

自分にできないことを自分で変えようとしなくてもいいんです。仕組みによって自分を変える。そのために、テクノロジーやシステム、モノに頼る。そういう思考が実は必要なのです。

自分が心の中でできないと思っていても、それが本当にできないわけではありません。例えば、朝起きるのが苦手で1人で朝起きられない人は、遅刻しないで職場に行くことが「できないこと」でしょうか?

そんなことはないですよね。目覚ましを使ったり家族に頼ったりすれば、朝起きられるはずです。このように「できないこと」であっても、誰かの手を借りて「できる」ようになっていることなんてザラにあるのです。

しかしなぜか、精神論で物事を解決したがります。

「根性が足りない」

「自分はどうしてこんなにダメな奴なんだ」

「もっとちゃんとしなきゃ」

そうやって焦って、うまくいかない。そういう経験、みなさんもあるのではないですか?

自習室に通うことで勉強が続くようになった
僕は偏差値35の時代、そんなことばっかりしていました。頑張ってもうまくいかず、ついゲームをしたりスマートフォンをいじったりして、何にもうまくいかないで自分を責める毎日でした。

そんなときに、僕はふと、家から出て自習室に通うようになりました。家というプライベートな空間から出て、「自習のための空間」に行ったのですが、それでかなり勉強が続くようになったんですよね。

あれほど「できない」と思っていた勉強が、自習室に通って周りがみんな勉強している環境に身を置いた瞬間に、できるようになったのです。つまり僕の場合は、自習室という「モノ」に頼ったわけです。

これと同じように、「家では勉強しない、家は休むところ」「毎日自習室やファミレスに行って、そこで勉強する」という東大生は割と多いです。

尖った思考をしている東大生だと、大学生活を謳歌しているような学生たちが多いファミレスにわざと行って、大声で騒いでいる横で勉強することで「自分はもっといい大学に行くんだ!」と考えながら勉強していた人がいました。さすがにそれはどうかと思いましたが、それも立派に、システムで自分の勉強のモチベーションを上げる典型だと思います。

また、同じものを使っていても、使い方やシステムによって、その効果が変わってくるものも多く存在します。

例えば勉強机ですが、「机の上がどういう状態か」というのは非常に重要な要素です。机の上がきれいで、勉強のための本や参考書がふと見たときに目に入りやすく、勉強以外のものに手が伸びない状態になっているかどうかで、割と勉強のやる気は変わってきます。空間から「勉強をするための状態」を作っておくことで、モチベーションは上がるわけです。

 僕が偏差値35だったころは、机の上がごちゃごちゃしていて、勉強するどころではない状態だったように思います。スマホも「同じものを使っていても効果が全然違う」ツールの典型例です。桜木先生は「ITを使え!」とスマホで動画が見られる「スタディサプリ」を生徒たちに実践させましたが、スマホは使い方次第で毒にも薬にもなります。

勉強しているときに友達からLINEで通知が来たらついそっちを見てしまったり、YouTubeで勉強の動画を見ていたら遊びの動画につい目がいってしまったりするなど、勉強の毒になる可能性もはらんでいます。

でも、だからといってスマホが悪いわけではありません。スマホも机の上と同じように、システムで勉強しやすい状態にすることができます。LINEなどのSNSの通知を切るのはもちろん、最近では特定のアプリをロックできるアプリも存在しています。

 東大生の中には、スマホの言語設定を英語にすることで、毎日どんなところにいても英語の勉強ができるように設定し、SNSも英語でコメントをアップするなど、英語の実践を継続的に行っている人がいました。ドラマでは早瀬菜緒(南沙良)や岩崎楓(平手友梨奈)もツイッターで英語を20ツイートつぶやくことを実践していましたが、あれもスマホをうまく使って学力向上に役立てていたわけです。

 同じものを使っていても、システムを変えることで良し悪しがまったく変わってくるというわけですね。いろんなものを「利用」していこうと考えて、その「利用の仕方」=「頼り方」を考える。そうすることで、自分ができないことや、自分の弱点を補っていくことができるということですね。
【ドラゴン桜でも実践!東大生は「頼る力」がすごい~思考や性格を自分一人で変えるなんて絶対無理~】
西岡 壱誠 さん(現役東大生・ドラゴン桜2編集担当)より

  

共感させられる記事でした。

人は一人では生きていけないとよく言われます。

社会において成果を上げるために重要なのは、頼り方です。

社会が進化し、ヒトや書籍に頼っていたものが、ネットによっても得られることが多くなりました。

そして、与えられたものだけを使う時代から、たくさんのテクノロジーやシステム、モノを自ら試し、自分のものにしていく、今はそんな時代だと思います。

例えば、動画教材のスタディサプリやYouTube、勉強時間管理アプリのスタディプラスなども優秀なツールです。

 

「頼る」とは一見、人任せな感じがしますが、自発的主体的な行動です。

受験勉強を通して、頼る技術を高め、頼られる人間に成長してほしいと願っています。

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