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受験勉強は人を成長させる

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目的と手段

 受験において大切なのは、目的と手段を考えて行動することです。

 高校生の会員から次のような相談を受けました。

「知り合いに、この単語帳では志望校に対応できないと言われたけど、どうなんですか?」


 有名な単語帳だったので、私は大丈夫ではないかと答えました。


もちろんその知り合いの方がどのような意図で話をしたかは分かりません。

大学入試では、その覚えた単語を使って長文を読んだり、英作文を書いたりします。

不安なら、その単語帳を見ながら志望校の長文問題が解けるかやってみたらどうかとアドバイスをしました。

単語を何語も覚える、数学の問題集を何周もやるなどは、大切な学習です。

しかしながら、それらは大学入試で点数を取るという目的のための手段です。

学校では、その手段を強化するために小テストなどをやってくれます。(ぜひ最大限活用してください)

勉強内容(手段)に迷いが生じたら、目的のことを考えるのがよいかと思います。

 

 「わからない時は教えてくれますか?

これは保護者様からよく受ける質問です。(生徒の方からはあまり受けません)

自習室(塾)へ行く目的は何か?

それは、志望校合格するために学力を向上させることです。

あなたは、どの手段で学力向上を目指しますか?

教えてもらうことは目的ではなく、手段です。

学力向上において、人に教えてもらう手段が最重要ということなら自習室は合いません。

自分の学生時代は、集団授業の塾か家庭教師の選択肢しかありませんでした。

インターネットもなく、授業や情報に価値があり、それらにお金を払っていました。

そして昔はその教えてもらうことや情報を得る手段は、学校や塾の先生(人)でした。

そのため学校での不足分を塾などで補っていたのです。

しかし、今はネットや動画教材もあります。

 ひとつ別の例をあげます。

道に迷ったとき、スマホが普及していなかった10年前は、交番を訪ねたり、人に聞いたりしていました。

しかしスマホが普及した今、多くの人がスマホのマップやネット検索で調べているのではないでしょうか。

目的地にたどり着くための情報は取得しやすくなってきています。

そのため学校での学習も知識詰込みではなく、主体的、対話的な深い学びに変わってきています。

 学力向上を目的とした場合、自分にとって最適な手段は何なのかを考え選択することが重要です。

受験勉強においては演習量が最後の鍵となります。いかに理解を深め、アウトプットできるまで仕上げるかが大切です。

 スタディグレイスでは、何をやったらよいかの学習方法の相談や高校や大学への進路相談にものっています。

 見学、体験をお待ちしております。

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